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2009年12月24日

福祉科1年生,初めて「現場実習」を体験(H21.12.21)

 12月21日(月),福祉科1年生による「実習体験報告会」が,お世話になった施設の施設長さんや寮母さんをご招待して実施されました。去年までは2年生の夏休みからの実習でしたが,法律が改正されて1年生からの実習。現場で実習するほど授業も進んでいない中,どうなることかと内心ドキドキでしたが,パワーポイントの作り方や使い方,発表の仕方など,とても1年生とは思えないほど上手で驚いてしまいました。

 本校が,授業時間数,実習時間数,施設設備,教員要件などの厳しい基準をすべて満たして,『介護福祉士養成施設』として厚生労働省・文部科学省より認可されたのが2008年(平成20)9月でした。養成施設になったことで大学や専門学校と同じ位置づけになり,「最短で介護福祉士国家試験」の受験資格を取得できるようになりましたが,その新カリキュラム1回生が今年の1年生ということになります。

 施設の皆さまにたくさんのご迷惑をおかけしたことと思います。また,利用者の皆さまにも不安を与えたことと思いますが,施設の皆さまの暖かいご指導で何とか実習を終えることができました。本当にありがとうございました。これから2年生,3年生と体験を積み重ねて地域福祉の大きな担い手になれるよう頑張り,きっと恩返しをしますのでそれまでよろしくお願いします。

 

 

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 14:29

辻調理師専門学校の先生による“製菓”特別調理教室を開催(H21.12.17)

 本校と辻調理師専門学校は,実践的な職業教育を通じて生徒の資質や能力を高め,早期に職業意識の醸成と就労感を育成することを目的に,北海道では唯一本校とのみ,高・専連携教育の協定を締結させていただきました。

 辻調理師専門学校は,食の教育機関としては日本最大で12万人の食業人を輩出しておりますが,今回は西洋料理と洋菓子部門から2名の先生が来校して,クリスマスに合わせて特別なケーキを指導してもらいました。メニューは,米粉を使った「ルレ・オ・マロン」のクリスマスバージョン。生徒は,「家でも作ってクリスマス会をやりたい」と笑顔で取り組んでいました。

 

 

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 14:19

お母さんと一緒に「トラの壁掛け」作り(H21.12.12・19)

 今年で7年目を迎えた「干支の壁掛け」手作り会が,12月12日(土)と19日(土)の2回開催されました。可愛いくてやさしい,猫のようなトラの壁掛け作りに挑戦。対象は近隣の町内会や学童保育の小学生。小さな手に大きなはさみを持って,男の子も女の子も,家政科のお姉さんに教えられながら真剣に取り組んでいました。中でも,3年連続で参加している小学校6年生は,木工ボンドのつけ方もさすがに手馴れたもので,きれいに仕上げていましたが,帰り際に「中学生になっても参加していいですか?」。中学生は生徒募集の関係もあるし,ウ~ン。

 

 

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 11:32

2009年12月17日

聞こえましたか~? 茂樹校長先生!!(H21.12.15)

 12月15日(火)レトロモダン メモリアルピアノコンサートが,本校の食物健康科カフェテリアで40人の招待客のもとで開催された。

 このピアノは2007年,食物健康科棟新築の際に旧校舎の物品庫から,暗幕(昔の黒と赤のもの)に包まれて出てきました。外観は塗りがはげてキズまみれ,上蓋を開いて覗くとハンマーはところどころ無かったり飛び出していたり,弦を止めているピンは赤茶けていて弦そのものも錆び放題でしたが,「Nishikawa&Son」と記された銘盤が付いていました。

 早速アルバムを開いて見ると,ありました。神田マス子先生がピアノを弾き,創立者初代校長外山ハツ先生がその横に立っていて,裏側には大正14年と書かれていた。本校の創立が大正13年ですので,まさに「歴史の生き証人」。

 後世に残そうと考えた茂樹校長先生は,ヤマハミュージック北海道函館店の上出さんに相談し,外観のキズ等はそのままにし,最大限オリジナルのものを残すことで“当時の音色”をよみがえらせたいと,東京都港区にある斉藤ピアノ調律所に修復を依頼。6月26日茂樹校長先生立会いのもと陸送され,響板や弦をたたくハンマーなど,大部分はオリジナルのものを利用し,5カ月かけて修復されたピアノが11月30日(月)に到着したが、8月に急逝された茂樹校長先生は完成を見ることが叶わなかった。その“思い”も一緒に後世に語り継ぐために,Toyama Shigeki Memorial Pianoと命名した。

 「西川ピアノ」は,西川虎吉が明治時代半ばに国産ピアノの製造に乗り出し生産した呼び名で,本校のピアノは他の「西川ピアノ」と比較し,①製造番号が無いのは逆にあるものより古い可能性があり,②量産体制に入る前の試作品の可能性が高いと思われ,③構造的に日本人の手による最初のころのピアノで,④恐らく明治時代半ばの製作ではないか,ということでした。特に,函館短期大学保育学科長の佐々木教授は,内部の素材や構造から「1886年から90年ごろまでに作られたものでないか」と推測していた。

 今回,学校関係者を招待して,高 実希子さんのピアノリサイタルを実施。ショパンやシューマンの曲を演奏し,アンコールに応えて本校の校歌もサービス。実は,茂樹校長先生が「ピアノができてきたら,校歌を演奏したい」と話していたので,高先生に楽譜を渡してお願いしていました。きっと天国の校長先生に届いたことと思います。そして,あの優しい笑顔で,ニコニコしながら,明治時代の音色の校歌を聞ききながら口ずさんでくれたと思います。

 今後は,チャリティーコンサートを開いたりして,このピアノの活用法を考えていきたいと思っています。

 

 

 

 

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 22:03

2009年12月16日

大妻発!「ふっくりんこ」の新しい魅力!!(H21.12.14)

 12月14日(月)第二回「ふっくりんこ」創作料理発表会が開催されました。一年生41人が一人ひとり田植えをし,稲刈りをした道南のブランド米「ふっくりんこ」。今回は収穫した40kgを使って,「ふっくりんこ」の新しい魅力を発信する創作料理。各班が考案したメニューがずらりと並ぶなか,35人の生産者や行政の関係者が試食しましたが,皆さん満足そうに食べていました。

 田んぼを借りている斉藤秀樹さんも,『去年とメニューがガラリ変わって,色々考えているんだなと感心している』と,生徒の奮闘をほめていました。まだ手の込んだ料理は提供できませんが,若さと愛嬌で勝負の一年生。自分たちの作った料理の減り具合が気になるようでした。
 
        各班のメニューを紹介します。

     1班 揚げドリア
     2班 ライスパウダークッキー
     3班 もち米ピザロール
     4班 ひつまぶし風うなぎ茶漬け
     5班 ベイクドチーズケーキ
     6班 米粉のモチモチサクサクお好み焼き
     7班 ふっくりんこのうどんときりたんぽ
     8班 米米ババロア

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 22:00

2009年12月 9日

ぜんぶうまくいってよかったで~す!!第3回 「愛食料理教室」(H21.12.08)

 11月の2年生に引き続き,今回は1年生を対象に実施されました。入学して8ヶ月目に入ったとはいえ,まだまだ基礎基本の「き」より学んでいないので心配しました。

 今回の料理は,①帆立貝とアボガドのタルタル ②タラとジャガイモのスープ ③豚ひれ肉のパン粉付け焼き 冷たいトマトソース の3品でした。

 生徒の感想文から二つ三つ。

『小針先生の授業を受けて,盛り付けの仕方がすごくかわいいなぁと思いました。盛り付けひとつでその料理に対しての印象がガラッと変わってくるし,おいしそう!キレイ!って思いました。』

『家では体験できない調理法をやったりして,また今日も一歩調理師に近づけた気がします。料理って深い。努力を惜しまずがんばりたいと改めて思いました。』

『北海道にいる私たちは食材がたくさんあるので,その食材を生かしてオリジナルの料理を作ってみたいと思いました。』

『最初は色々不安はあったけど,班皆で協力してすばやく,なおかつおいしくできた。今度は自分たちで考えた料理を作って,小針シェフに食べてもらって,本当によかったら店で出して欲しい(笑)』

 

 

 

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 10:47

2009年12月 7日

第2回 「食物あったかサービス」~ディサービス大妻日和~ (H21.12.04)

 2回目の「食物あったかサービス~大妻日和」が,12月4日(金)開催されました。今回は市内のグループホームから6名と,介護老人保健施設から18名,スタッフ10名の34名を,手作り料理でもてなすディサービス。

 「調理班」のメニューは雑穀入りごはん,ロールキャベツ,大根の酢の物,ヨーグルトサラダ,きんぴらごぼう,カスタードプリン,舌平目のムニエル,かぼちゃの煮つけ,八杯汁の9品。「レク班」は指体操(1),ボーリング,魚釣りゲーム,歌,風船バレー,折り紙など,サンタさんの縫いぐるみを着て交流を深めた。各施設に勤務している“卒業生寮母”が,在校生の頑張りを優しく応援する風景もあり,和やかに進行し終了することができました。

 『前回は,料理の時間がぎりぎりでしたが今回は時間通りできた。』『きざみ食やゼリーで固めたミキサー食,肉食禁止の利用者がそれぞれ1名おり,勉強になった。』『卒業生の寮母さんも協力してくれて,一緒になって楽しめた。』などの他,『ロールキャベツとかぼちゃが少し大きかった』など,細かい部分での配慮がもう少し必要だったという反省も出されていました。

 机上の学問にとどまらず,知識の応用能力・実践的能力の育成が必要であると考えて企画された「食物あったかサービス~大妻日和」ですが,次回の1月が今年度最後の取り組みになります。特別養護老人ホームの利用者さんを招待する予定です。大妻高校は,地域を大切にしながら,地域に愛され,地域とともに育っていきたいと考えています。

 

 

 

 

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 22:11

1年生「進路ディスカッション」を実施(H21.11.25)

 “就職氷河期”を迎え各校が苦戦を強いられていますが,本校はすべての学科で介護員2級が取得できることや福祉科での介護福祉士などの資格を生かして,普通高校に比べて少しはイイのかなと思っています。しかし,現在のような社会情勢はこれからしばらく続くことを予想して,1年生のうちから進路に対する意識を持ってもらうことが大切と,進路指導部を中心に「進路ディスカッション」が開催されました。

 「社会って,どんな感じですか?」「フリーターこんなところにデメリット」の演目で,劇とまとめのディスカッション形式で実施され,社会やフリーターの現状を知ることができたのではないかと思っています。

 就職が決定している生徒は,1年生の後半頃から目的を決めて取り組んだ生徒で,未決定の生徒との意識の差がはっきり表れているというデータも示され,真剣にお話を聞いていました。

 

 

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 21:40