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2010年11月22日

外山茂樹追悼チャリティーコンサート 「ピアノとチェロの調べ」開催(H22.11.15)

 昨年8月24日に急逝した外山茂樹前校長を追悼するチャリティーコンサートが,学校関係者のほか経済人など前校長ゆかりの方々50名を招待して,食物健康科棟カフェテリアで15日午後4:00から開催された。
 ピアノは前校長を偲び,“外山茂樹メモリアルピアノ”と命名されている旧校舎から発見された日本で一番古い「西川ピアノ」。前校長は,大正14年(本校の創立は大正13年)と裏書されたピアノの前に立つ外山ハツ初代校長,神田マス子先生の写真から,まさに“本校の歴史の生き証人”であることや,後世に残すべき文化的価値などから,原型を壊さず外見の傷もそのままに出来得る限り当時の部品を利用して,明治時代の趣ある音色が再現できるようにその修復を強く願っていました。そして,『校歌を弾いてみたい』と笑顔で話していましたが,残念ながら完成を見ることができませんでした。
 第2回目となる今回は,ピアノは昨年度に引き続き,現在函館短期大学で非常勤講師を勤めております函館市出身の髙実希子さん,チェロ奏者に札幌交響楽団の文屋治実さんをお迎えしました。曲目はサン・サーンスの「ロマンス」「白鳥」をはじめ,ドビュッシー,シューマン,ショパン,メンデルスゾーン,ピアソラなどの作品13曲を演奏。一時間の予定が40分もオーバーしての熱演で,皆さん大感激でした。
 終了後に,食物健康科の生徒が自分たちで収穫してきたリンゴを使ったアップルパイが振舞われ,そのおいしさに二度目の感激を味わっていました。
 来年は早いもので三回忌になりますが,外山茂樹前校長を追悼するチャリティーコンサートは毎年開催する予定です。

 余 談 … コンサート後に,ニスの剥げたチェロについて『何年製ですか?』と尋ねましたら,『1751年にフランスで製作されたものです』という答え。1751年は日本では江戸時代,ということは,今日の演奏会は「江戸と明治の合奏」だったんだと,一人感銘を受けてしまいました。

写真:©函館大妻高等学校

投稿者 otsuma : 2010年11月22日 16:30